日時:
2022年3月24日(木) 12:00-12:30
概要:
ペプチド化合物、オリゴ核酸などの中分子化合物は分子量、親水性、電荷などの物理化学的性質のため低分子化合物とは異なる技術が求められます。弊社では中分子化合物に関して、LC-MS, ELISA, qPCRなどの分析法を用意しております。中でもLC-MSはELISAに比べ短期間での定量法構築作成が容易であり、代謝物との分離分析が可能なことから、探索段階では有用な測定法であると言えます。弊社では探索研究に最適な分析プラットフォームを整備しており、測定法開発からサンプル測定結果まで短期間でお届けし、創薬研究を加速化することができます。
本セミナーでは前処理法を含めたLC-MSによる生体試料分析プラットフォームの概要ならびに高分解能MSによるオリゴ核酸の代謝物構造解析サービスにつきまして紹介します。
演者紹介:
白﨑 幹雄 統合トランスレーショナル研究・Discovery DMPK and Toxicology 主任研究員
京都大学、農学研究科修士課程終了後、武田薬品に入社。微生物の産生する生理活性物質の構造解析業務に従事、医薬品合成部門に移動し抗炎症薬の合成研究に従事、2001年より薬物動態部門に移動し、主に代謝物構造解析業務に従事。2017年にAxcelead Drug Discovery Partnersへ転籍。現在では中分子化合物をはじめとした生体試料分析、バイオマーカーなどの定量分析を数多く手掛け、LC-MS分析のエキスパートを目指して日々研鑽している。