シングルセル遺伝子発現解析

1細胞レベルでの網羅的な遺伝子発現情報よりスピーディーに高精度で解析できます!

次世代シーケンサーを用いたシングルセル解析では、iPS細胞の分化・未分化をより正確に評価することが可能になりました。更に、大量の遺伝子発現データをバイオインフォマティクス解析し、目的/非目的細胞のマーカーや、最適な分化誘導条件を導き出します。目的細胞を効率的に獲得し、お客様の再生医療研究を加速させます!

 

● 再生医療分野へのシングルセル解析の活用

1細胞レベルでの特性解析:
1細胞ごとの大規模な遺伝子発現データから、サンプル内の亜集団(サブポピュレーション)を検出し、サブポピュレーションごとに細胞種を推定します。これにより、目的細胞への分化の成否を正確に評価することが可能となります。
更に、見つかった目的/非目的細胞集団を判別できるバイオマーカーを探索し、効率的な細胞品質の評価をサポートします。

分化誘導の最適化

シングルセル解析で取得した細胞の擬似時間軸における発現変動を調べることで、細胞の分化経路や時系列における発現変動様式をとらえる事ができます。これらのデータから、細胞系譜の分岐に関わる遺伝子や、時系列に変動している転写因子を同定し、目的の細胞へ分化させるための最適な詳細条件をご提案いたします。


再生医療分野での活用例
第19回日本再生医療学会総会 一般演題(口演)38にて、シングルセル解析を活用した研究成果が発表されました。

“移植用ヒトiPS細胞由来膵島様細胞の安全性向上を目指したプロファイリング”

佐久間 健介(武田薬品工業株式会社 T-CiRA Discovery)、他
Axceleadの浅野研究員が共同執筆しています。

<発表概要>

慢性的なドナー不足を抱える膵移植の代替オプションとして、ヒトiPS 細胞由来の膵島様細胞移植が期待されている。移植用細胞の安全性を高めるため、ヒトiPS 細胞から膵島様細胞集団を作製する分化誘導法を改良した結果、糖尿病モデルの免疫不全マウスへ移植後2-3 ヶ月で血糖値が正常化し、その効果が6 ヶ月以上持続する膵島様細胞集団の作製に成功。この細胞は血糖値の正常化後、グルコース経口負荷によって血中ヒトC- ペプチド濃度が速やかに上昇し、反対に低血糖発作を模したインスリン投与では一過性に低下後回復するという生理的な応答も示した。

シングルセル解析の活用ポイント!

移植辺の組織像を解析したところ、移植6 ヶ月後も目立った目的外細胞がほとんどない膵島様細胞構造が観察された。そこで、分化誘導法改良前後の膵島様細胞集団の組成を比較解析した所、目的外細胞の増生に関わると思われる亜集団が同定された。また、改良した作製法では、インスリンNKX6.1 を発現する膵β細胞画分のうち、成熟マーカーMAFA を発現する細胞の割合が増加していた。以上のことから、薬効・安全性面で臨床での応用に適した細胞集団のプロファイルが得られていることが示唆された。

 


再生医療研究における評価系はAxcelead にご用命ください!

Axcelead では培養細胞に限らず異種移植サンプルや臨床検体、オルガノイドなど多様なシングルセル解析の経験・実績があります。サンプルそれぞれの特徴やお客様のご要望に応じた柔軟なデータ解析結果をご提供します。

メニュー

試験内容

  シングルセル遺伝子発現解析

  ・細胞種の検出/ 時系列発現変化の評価

  細胞、培地のメタボロミクス・プロテオミクス

  ・分化促進因子/ 分化予測マーカーの探索

  低分子化合物スクリーニング

  ・iPS 細胞を用いた表現型スクリーニング

  モデル動物を用いた有効性試験/ 生着評価試験/ 安全性試験

  ・大動物 ( ブタ、サル)
  ・小動物 ( マウス、ラット)

  その他

  ・Cell Delivery Device の評価

・ 表に記載のない評価系のご要望についてはお問い合せください。