Axcelead独自の評価指標により疾患候補を予測します!
ドラッグリポジショニングはお客様の財産である化合物を最大限に活かす事が可能であり、近年注目されている創薬アプローチの一つです。Axceleadでは、適応拡大を狙う既存薬や、開発中もしくは開発中止となった化合物から適応疾患候補リストを作成し、ドラッグリポジショニングのファーストステップをサポートいたします。続くターゲットバリデーションに関して、薬理チーム、毒性チーム、基盤技術チーム、非臨床開発チームとシームレスに連携することでOne stopソリューションを提供し、迅速に非臨床POC取得します。
- 公共データ上のターゲット情報から導き出す適応疾患候補リスト
武田薬品工業から受け継いだ化合物に基づき、Axcelead独自の評価指標(クライテリア)を設定することで、公共データからノイズを除去し、ターゲットとの関連性が高い適応疾患候補を見出すことを可能としました。さらに本手法によって、化合物の作用の方向性(阻害や活性化など)を考慮した適応疾患候補のご提案が可能です。 - フィンガープリンティングを用いた適応疾患候補リスト
お客様の化合物に固有のトランスクリプトームデータから化合物Gene signature (フィンガープリンティングデータ) を抽出し、公共フィンガープリンティングデータとの類似性や方向性を加味し、適応疾患候補を抽出します。
フィンガープリンティング - ターゲットバリデーション
中枢疾患、癌、免疫疾患、消化器疾患、代謝疾患、心血管疾患、希少疾患 (神経筋疾患) の疾患領域について高い専門性・豊富な創薬経験を有しています。in vitro/in vivoアッセイによる薬効薬理試験を通じて、ターゲットバリデーションを実施します。バリデーションには、武田薬品工業から受け継いだ化合物、遺伝子欠損 (KO)、遺伝子ノックイン (KI)などの遺伝子改変マウス・ラット等の各種ツールもご利用いただけます。
心血管疾患
腎疾患
代謝疾患
希少疾患 (神経筋疾患)
遺伝子改変マウス・ラット作成
独自のノウハウで疾患と遺伝子の相関性から
創薬可能性の高い適応疾患候補を見出します!
お客様がご興味のある遺伝子名、あるいはお手持ちの化合物の創薬ターゲット情報をご提示いただければ、優先順位付けをした適応疾患候補リストを作成いたします。
- 変異情報、発現情報、文献など、様々な種類の複数の公共データベースの情報に基づいて、ターゲットと疾患の相関性から疾患候補を見出します。担当研究者が、情報と化合物の作用の方向性に相違がないかも精査しています。
- 得られた疾患候補について簡易的な競合開発調査を行います。ご興味があるターゲットの開発状況や開発候補化合物の有無をご確認いただけます。
- Axceleadが有する遺伝子改変動物作出機能や薬効薬理試験と連携することで、一気通貫でin vitro/in vivoでのターゲットバリデーションまで対応可能で、非臨床試験のPOC取得が短期間で可能となり、御社のアセットの価値を迅速に見出します。
ライフサイクルマネージメントの観点から、上市薬の潜在的な疾患候補リストのご提示が可能です!
例として、糖尿病治療薬であるDPP4阻害剤とPCSK9阻害剤の疾患候補リスト (抜粋) を示します。DPP4阻害剤では、上市品の適応症である「糖尿病」が上位にランクインし、臨床開発中の「高血圧」「冠動脈疾患」、臨床試験後開発中止をした「NASH」もランクインしていることから、本フローが確度高く、既知疾患を見出していることがわかります。さらに、未開発=適応拡大を狙える疾患(A, B, C)がランクインしており、独自の潜在疾患を見出せています。 PCSK9阻害剤は、上市品の適応症「高コレステロール血症」「高脂血症」「粥状動脈硬化」、それらに関連する「冠動脈疾患」「心血管疾患」「末梢動脈疾患」がランクインし、臨床開発中の「糖尿病」、適応拡大を狙える疾患Dもランクインしています。