1. シングルセル遺伝子発現解析を用いた
細胞医療等製品の評価
1細胞レベルでの網羅的な遺伝子発現データを、次世代シーケンサーを用いてスピーディーに解析します。これにより、細胞一つ一つの正確な品質評価が可能となりました。更に、本試験から得られた大量のデータをバイオインフォマティクス解析し、目的 / 非目的細胞を判別できるバイオマーカーや、最適な分化誘導条件まで導き出します。
1細胞ごとの発現プロファイルの可視化・分類
1細胞ごとの大規模な遺伝子発現データから、サンプル内の亜集団ごとに細胞種の推定を行い、目的細胞へ分化しているか否かを正確に評価します。
2. 細胞培地のメタボロミクス・プロテオミクスを用いた
分化状態の解析
様々な培養条件・時間における、培地・細胞内成分を低分子・タンパク質の両面から網羅的に解析し、分化に必要な成分、あるいは分化予測マーカーを探索します。多大な時間とコストを要する分化培養において、培養初期の段階で、分化や増殖の成否を判断できるマーカーを探索し、安定的かつ効率的な目的細胞の生産を可能にします。
メタボロミクス
糖、脂質、アミノ酸、核酸、ビタミン、その他低分子代謝物を一斉分析
プロテオミクス
4000以上のタンパク質を網羅的に解析
3. iPS細胞を用いた
表現型スクリーニング
iPS 細胞を用いて多検体の低分子化合物スクリーニングを実施し、お客様がお探しの活性を有する化合物を探索します。製薬会社由来の大規模高品質化合物ライブラリーをご活用いただくことで、目的組織への分化効率を向上させる化合物の取得や、疾患表現型を抑制する化合物の取得をサポートします。
iPS-differentiated cardiomyocyte
ヒット化合物“Compound X” で処理したiPS 由来心筋細胞では、疾患の原因と考えられているタンパク質の減少が認められ(データ:BNP)、かつ細胞傷害性を示さないことが(データ:nucler)確認でき、本ヒット化合物の有用性が示されました。
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