Hydrodynamics法によりマウスへin vivo遺伝子導入することで
動物モデルの可能性を広げます!
- Hydrodynamics法は、遺伝子改変細胞と遺伝子改変動物の中間に位置する、動物を用いて一過性に遺伝子を導入する技術のひとつで、スループット性及び疾患外挿性の両方を兼ね備えた技術です。
- 一過性に遺伝子を導入するその他の方法(LNPやAAV)や遺伝子改変動物と比較して、短期間で簡単に実施できるのが魅力です。
- 主な遺伝子発現臓器は肝臓ですが、血中分泌タンパク(サイトカイン等)も増加させることができます。
- 免疫ヒト化マウスモデルの作製への応用や既存の病態モデルマウスへの追加遺伝子導入も行うことができ、疾患を模倣した多様な動物モデルを短期間で簡単に創出可能なプラットフォームです。
- 肝疾患における創薬ターゲット候補分子のコンセプト検証のサポートに使用することもできます。
迅速で確実な一過性in vivo遺伝子導入
- 導入したい核酸が準備できればすぐに実施可能です(必要に応じてプラスミドDNAの設計/調製もAxceleadにて承ります)。
- 導入に特別な試薬、装置、LNPやAAVのようなキャリア準備は一切不要です。
- 主に肝臓に導入された遺伝子は 数時間後から発現確認可能で、数週間から数カ月間持続します(マウスの系統によります)。
- 適度な回復期間をおけば反復投与することも可能です。
- siRNAやshRNAなどによる遺伝子ノックダウンにも適用可能です。
導入するプラスミドDNAの至適用量検討及び液性因子の発現も可能
- 遺伝子導入により、毒性発現する場合や目的の表現型が得られない場合は、プラスミドDNAの用量を調節することによって最適な発現量の設定が可能です。
- 液性因子であるサイトカインを免疫不全(NOG)マウスにHydrodynamics法で投与した実績があります(下記IL-15 fusionタンパク導入参照)。
多様な用途
遺伝子発現プラスミドを調製するだけで、新しい動物モデルの作成、新しいターゲットのin vivo POCの評価、または遺伝子治療への応用が可能になります!
- 既存の疾患モデルマウスへ追加導入することで複数の表現型を有するマウスの作出が可能となります。
- 任意の時期に目的遺伝子を導入可能である特徴を活かして、致死性や発現組織等の問題により改変動物の作出が困難な遺伝子の組み合わせの場合も機能解析を行うことができます。
- 既存の疾患モデルマウスにも導入可能なため、遺伝子改変を行う際の事前検討、創薬ターゲットのPOC検証、遺伝子治療の検証にもお使いいただけます。
- Axceleadでは多様な遺伝子改変動物の作製にも対応しておりますので、お客様の課題に応じて最適な遺伝子導入・改変方法をご提案いたします。
活用案)肝疾患における創薬ターゲット候補分子のコンセプト検証をサポート
- 肝臓に遺伝子導入される特性を生かして肝疾患における創薬ターゲット候補分子のコンセプト検証に使用することも可能です。
- Axceleadでは、非アルコール性脂肪肝炎(Non-Alcoholic SteatoHepatitis; NASH)を中心とした豊富な肝疾患モデルを保有しており、お客様のニーズに合わせて最適なモデルを選択することが可能です。リンク
- 血中パラメータ測定から病理組織学的評価まで、豊富なアッセイ系を組み合わせて総合的に遺伝子導入の効果を評価することが可能です。
「Hydrodynamics法を用いたモデル動物の作製」について、
動画でご紹介しています。
◆あったらいいなを実現!今までにないin vivoモデルを使ったPoc検証をワンストップで提供: 新社長 山田伸彦のAxcelead解体新書#6
オンコロジーグループが、新しいモデル動物を作製?!新たなモデルとはどのようなモデルか?どういうことに活用するのか?