2022年11月2日

Axcelead DDPとナレッジパレット、 薬剤耐性癌を対象とした遺伝子発現解析に関する共同研究契約の締結について

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 Axcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下、「Axcelead DDP」)と株式会社ナレッジパレット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:團野 宏樹・福田 雅和、以下、「ナレッジパレット」)は、薬剤耐性癌を対象とした遺伝子発現解析に関する共同研究契約を締結しましたのでお知らせします。

 本共同研究では、肺癌の薬剤耐性に影響を及ぼす細胞と遺伝子群の同定、そのバイオマーカーの探索および検証を両社協業で行います。ナレッジパレットは、バイオバンクの凍結臨床検体を用いて、同社のコア技術であるシングルセル遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)で遺伝子発現プロファイリングを行います。Axcelead DDPは、創薬における豊富な知見やノウハウを活かし、得られた解析結果から薬剤耐性癌の新規創薬標的やバイオマーカーの候補遺伝子群を同定・検証します。本研究によって従来の解析では見出すことができなかった新規標的蛋白質やバイオマーカーを見出すことが期待され、癌の薬剤耐性メカニズムの解明や新規創薬ターゲットの創出、臨床試験において成功確率を向上させるバイオマーカーの創出に寄与することになります。

 Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「卓越した遺伝子解析技術を有するナレッジパレットとの共同研究によって、薬剤耐性癌の新規標的蛋白質やバイオマーカーを特定することができれば、新薬の開発や臨床試験の成功確率向上につながる研究開発支援を実施することが可能となります。私たちAxcelead DDPは、創薬に携わる人々に寄り添うベストパートナーとして、画期的な医薬品の創出に貢献してまいります」と述べています。

 ナレッジパレットの代表取締役CEOの團野 宏樹は、「生体組織から採取された細胞サンプルには様々な種類の細胞が含まれており、従来の解析技術では十分な精度の創薬研究データを得ることは困難でした。本共同研究では、細胞種類によらず高い精度のデータを得ることができる弊社のシングルセル解析技術と、Axcelead DDPの幅広い創薬研究ノウハウを活用することにより、薬剤耐性癌という人類が克服すべき疾患に対しての新たな創薬アプローチを創出してまいります」と述べています。

【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。

【ナレッジパレットについて】
ナレッジパレットは、2020 年の国際ベンチマーキング大会にて世界最高精度を有すると評価された、1 細胞レベルの全遺伝子発現解析技術(Quartz-Seq2)を応用することで、細胞のトランスクリプトームを基点とした表現型創薬及び再生医療高品質化を行う研究開発サービスを提供しており、製薬企業や研究機関と共同研究を進めています。