2022年9月1日

EpigeneronとAxcelead DDP、 新規標的に対する創薬研究の提携に関する基本契約を締結

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 株式会社Epigeneron(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三嶋 徹也、以下「Epigeneron」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、新規標的に対する創薬研究の提携に関する基本契約を締結しましたのでお知らせします。

 Epigeneronは、疾患と密接に関連する遺伝子の発現を制御する新しい創薬標的を同定する新規かつユニークな技術を有しており、この技術によってアンドラッガブルな標的から新規創薬標的を見出すことを可能にします。Axcelead DDPは、創薬に必要な全てのプラットフォーム機能を保有しており、創薬研究に関する高い知見と豊富な経験を有しています。Axcelead DDPが持つ150万に及ぶ化合物ライブラリーと多彩なHTS(High Throughput Screening)技術を組み合わせることによって、Epigeneronが見出す新たな標的に対する創薬の可能性が広がり、画期的な新薬の創出につながることが期待されます。

 Epigeneronの代表取締役社長である三嶋 徹也は、「治療が困難な疾患に対してファーストインクラスの画期的な新薬研究を加速するためにAxcelead DDPと協議を重ねてきました。日本初の創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead DDPとの提携は、Epigeneronが有していない創薬研究機能を相互補完できることで、シームレスな創薬研究活動の展開が可能になります。この提携を通じて画期的な新規標的に対する薬剤を少しでも早く患者さんにお届けできることを期待しています。」と述べています。

 Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「Epigeneronとの提携によって、これまで医薬品として開発されてこなかったアンドラッガブルなターゲットに対して創薬研究を進めることが可能になります。当社の多様な標的検証の経験、スクリーニングプラットフォームを通じた迅速且つシームレスな創薬研究で、アンメットメディカルニーズを満たす新薬の創出に両社連携して取り組んでまいります」と述べています。

【Epigeneronについて】

Epigeneronは、藤井穂高 MD, PhD と藤田敏次 PhD が発明した遺伝子座特異的ChIP法とORNi-PCR法等の産業利用を企図して設立されました。これらのプラットフォーム技術は、従来見出すことが困難だった遺伝子発現制御に関わる創薬ターゲットの探索や、一塩基変異など希少な遺伝子配列の検知などを可能にします。Epigeneronは、エピジェネティック制御やその他の遺伝子発現制御に関わるまったく新しい創薬ターゲットを見出すパイオニアとして、ヘルスケア産業に貢献してゆきます。

【Axcelead DDPについて】

Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。