2023年3月10日

オリヅルセラピューティクスとAxcelead DDP、
iPS細胞に関連する創薬支援サービスで協業

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 オリヅルセラピューティクス株式会社(本店:京都府京都市、事業所:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:野中 健史、以下「オリヅルセラピューティクス」)とAxcelead Drug Discovery Partners株式会社(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:池浦 義典、以下「Axcelead DDP」)は、この度、iPS細胞に関連する創薬支援サービスで協業することになりましたのでお知らせします。

 オリヅルセラピューティクスは、iPS細胞の利活用に関する豊富な技術やノウハウを持っており、未分化ヒトiPS細胞を多種多様な細胞へ分化誘導する熟練した研究者とケイパビリティを有しています。Axcelead DDPは分化誘導されたiPS細胞を用いた表現型スクリーニング、薬効、安全性評価などの創薬支援サービスを行っており、オリヅルセラピューティクスとAxcelead DDPが協業することで、臨床外挿性が期待されるヒトiPS細胞を用いた創薬支援サービスを実施することが可能となります。両社はいずれも湘南ヘルスイノベーションパークを拠点としており、オリヅルセラピューティクスの研究者がAxcelead DDPの研究施設で分化誘導を行うことで、未分化iPS細胞の分化誘導から分化細胞を用いた実験、データ取得までシームレスに創薬支援を実施することができ、利便性が高く、スピーディーなサービスを提供するとともにカスタマーの創薬研究の確度向上に貢献します。

 オリヅルセラピューティクスの代表取締役社長である野中 健史は、「卓越した実績を持つ創薬ソリューションプロバイダーであるAxcelead DDPとの今回の協業を大変嬉しく思います。これにより、当社が有する多様なiPS細胞の分化誘導技術とAxcelead DDPが強みとする細胞を用いた薬剤スクリーニングの技術基盤が連携することで、当社事業の1つである創薬研究支援が更に加速されることを期待しております。当社は、引き続き革新的なiPS細胞関連技術の社会実装を推進し、新たな再生医療製品や画期的新薬が患者様に届くよう貢献してまいります。」と述べています。

Axcelead DDPの代表取締役社長である池浦 義典は、「iPS細胞は、創薬研究においてなくてはならないツールであり、当社においてもiPS細胞を用いた創薬支援が注力領域の一つとなっています。今般、オリヅルセラピューティクスの強みであるiPS細胞に関連する技術力と当社がこれまで蓄積してきた創薬にかかる知識・経験を融合することで、新しい創薬支援サービスを展開できることを嬉しく思います。当社は創薬支援の水準を高めるために、自社での新規技術の開発に加え、パートナーシップ構築にも引き続き取り組んでまいります。」と述べています。

以上

【オリヅルセラピューティクスについて】
2021年4月に京都大学イノベーションキャピタル株式会社によって設立されたオリヅルセラピューティクスは、「科学の無限の力で世界により良い健康への希望をもたらす」というビジョンを掲げています。患者さんに細胞医療を届けるために、以下の事業内容を通じて、再生医療等製品および革新的なiPS細胞関連技術の社会実装を推進します。
1.細胞移植による再生医療等製品の開発
2.iPS細胞関連技術を利活用した、創薬研究支援および再生医療研究基盤整備

【Axcelead DDPについて】
Axcelead DDPは、2017年7月に武田薬品工業株式会社の創薬プラットフォーム事業を継承して事業を開始した国内初の創薬ソリューションプロバイダーです。創薬に必要なほぼ全ての機能を有し、創薬ターゲットの探索から医薬品候補化合物の最適化、さらには臨床開発への橋渡しプロセスまでの非臨床創薬研究サービスをワンストップで提供しています。