2025年3月10日

Pharmacology BU 後藤 BUヘッドがAPPW2025にて口頭発表をします

2025年3月17~19日、幕張メッセで開催されるAPPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)にてPharmacology Business Unitの後藤 BUヘッドが口頭発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。

【学会概要】
APPW2025(第130回 日本解剖学会/第102回 日本生理学会/第98回 日本薬理学会 合同大会)

【口頭発表】
日時:2025年3月19日(水)14:35 ~ 15:00
場所: 幕張メッセ 第10会場
タイトル:「AIによる動物行動解析」
演題番号:C000751

【発表概要】
創薬研究において、臨床症状による異常の検出や行動薬理試験など、安全性・薬理試験において動物行動試験が広く用いられている。特に中枢神経系疾患の創薬研究においては、候補化合物による機能改善効果を検証するために行動試験は不可欠であるが、現状は一つの動物モデルにおける一つの行動異常を指標として薬効を検証することが多く、他の異常を視覚的に検出することはまだ行われていない。一方、人工知能(AI)の創薬研究への応用が話題となっており、各パラメータから候補化合物の構造を導出予測する取り組みが精力的に行われている。しかし、動物の行動解析へのAIの応用はまだまだ不十分である。
そこで我々は、目視では検出できないモデル動物の異常行動をAIで検出することを目的としたAI動物行動解析システムの構築に着手した。その結果一つの動物モデルから複数の行動異常や化合物の有効性を検出することに成功した。

【Axcelead DDPのソリューション】
Axcelead DDPでは、動物の行動画像をAIを使って解析するシステムを有するリヴァンプ社と提携して行動試験解析システムを構築しています。今回発表する統合失調症モデルの行動解析はその一環です。本システムはヒトの目では確認できない動物の行動を検出する事で、創薬研究において化合物の価値創出や開発のスピードアップに繋がります。中枢神経疾患領域だけではなく多くの疾患領域にも応用できますので創薬研究にお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

後藤 雅将 Pharmacology Business Uint ヘッド
武田薬品工業で免疫炎症DDUでリサーチマネージャーを経て、2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。ADDPの薬理グループをリードして、統合トランスレーショナル研究のラボヘッドを経て、現在はPharmacology Business Unitのヘッドとして湘南や日野の薬理Gを統括。


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