2024年7月3日

Pharmacology Business Unit 中村研究員が日本核酸医薬学会第9回年会にてポスター発表をします

2024年7月15~18日の4日間、仙台国際センターで開催される日本核酸医薬学会第9回年会にて、Pharmacology Business Unit 中村研究員がポスター発表をします。本学会への参加を予定されている方は、是非ポスター発表をご覧ください。

【学会概要】
日本核酸医薬学会第9回年会

【ポスター発表】
日時:2024年7月16日(火)
場所:仙台国際センター(宮城県仙台市)
タイトル:「髄腔内投与によるアンチセンスオリゴの脳内分布及び細胞分布の特徴」(ポスターセッション2 P2-51)
演者:中村 小百合 Pharmacology BU

【発表概要】
一部の中枢神経疾患では、特異的な脳領域や細胞種が機能障害や器質的変化を起こすことにより発症することが知られています。そのため、中枢疾患を指向した治療薬では適切なdrug delivery systemの選択が重要であり、前臨床研究においても、どの投与方法により目的とする細胞種に薬物が到達するのかを見極めることは重要です。今回はantisense oligonucleotides (ASO)について、投与経路による各脳領域及び脳の構成細胞種別の分布差についてIn situ hybridization (ISH)及びmultiplex immunohistochemistry (mIHC)を用いて可視化し、評価した結果を発表します。

【Axcelead DDPのソリューション】
本研究で見いだされた核酸の髄腔内投与による中枢での特異な分布様式は、当社がこれまでに蓄積してきた核酸の可視化技術、すなわち、当社でのみ利用可能な特異抗体を用いた可視化やin situ hybridizationを用いた可視化技術さらには、細胞マーカーとの同時検出を可能にしたMultiplex IHC技術を用いて明らかにすることができました。当社では、核酸医薬品開発における組織分布を細胞レベルで理解するための高度な技術を提供することが可能です。核酸医薬品の動態解析、MOA解析でお困りの際は、是非、当社にご相談ください。

中村 小百合 Pharmacology BU
獣医学博士、獣医師、日本獣医病理学専門家協会(JCVP)会員。武田薬品工業で中枢神経疾患の薬理試験に従事した後、2017年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に転籍。非臨床安全性研究を経て、現在は安全性評価、薬効評価における病理組織評価、multiplex immunohistochemistryなどの多重染色やその画像解析を担当。