2024年2月3~7日の5日間、ボストンにて開催されるSLAS2024 International Conference and ExhibitionにてThinkCyte社との共同研究成果が発表されます。本学会への参加を予定されている方は、是非発表をご覧ください。
【学会概要】
SLAS2024 International Conference and Exhibition
【ポスター発表】
日時:2024年2月6日(火) 12:00~13:00
場所:Boston Convention and Exhibition Center, Boston, MA, USA
タイトル:「Pooled image-based phenotypic compound screening in human cells enabled by Ghost Cytometry with DNA barcoding technology」
【発表概要】
表現型スクリーニングはファースト・イン・クラスの薬剤をスクリーニングするための新たな手法である。AIを活用したイメージ認識型の高速細胞判別・分取技術であるゴーストサイトメトリー(GC)は、細胞を染色することなく個々の細胞のイメージングデータを用いて細胞を判別・分取することを可能とし、この技術を用いて表現型スクリーニングを実施することで、細胞の染色が必要となる従来の表現型スクリーニングでは染色によるバイアスがかかって見出せなかった、より生体の反応性を反映したヒット化合物の創出につながることが期待される。ポスター発表では、DNAバーコードラベル技術を用いた化合物処置細胞の判別検討と、それを用いた非アルコール性肝炎(NASH)モデル細胞に対する化合物スクリーニングの結果を、従来の表現型スクリーニングでの結果と交えて議論し、ラベルフリースクリーニングのポテンシャルについて紹介する。
【演者】
坪内朝子(ThinkCyte株式会社)
【共同研究者】
横川 寛 Screening Business Unit所属。
主にCell-based assay構築を担当している。