2023年10月18日(水)~ 20日(金)の3日間、川崎市殿町国際戦略拠点キングスカイフロントで開催される第17回メタボロームシンポジウムにて、統合トランスレーショナル研究 安藤研究員が講演します。本シンポジウムへの参加を予定されている方は、是非講演をご覧ください。
【シンポジウム概要】
第17回メタボロームシンポジウム
【講演概要】
Session 7 メタボローム新技術
タイトル:メタボロミクスによる疾患プロファイリングの実現に向けて
日時:10月20日(金) 14:45~
【発表概要】
創薬において、疾患情報の収集は、より一層重要性が高まっています。公共にある疾患情報の多くは、既に研究に利用されており、そこから新規の治療仮説を構築する事は困難になりつつあります。この解決のために、疾患患者検体のオミックス解析が有力な手法になり得ます。種々の生体分子を網羅的に評価可能なオミックス解析は、見落としの無い疾患プロファイリングを可能とし、効率的な疾患の特徴、さらにはその原因に迫れることが期待されます。本発表では、病態と密接に結びつくと考えられるメタボロミクスに着目し、その患者検体への応用の現状、実際の研究例をご紹介いたします。疾患研究にご興味をお持ちの皆様に、ぜひご覧いただけましたら、幸いです。
安藤 智広 統合トランスレーショナル研究 Omics所属 ダイレクター、薬学博士
2009年に東京大学大学院 薬学系研究科 博士課程終了後、武田薬品工業株式会社を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners株式会社へ設立時より参加。
質量分析技術を主とした、メタボロミクス、プロテオミクスおよびバイオマーカー研究を専門とする。