9月22日に、日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-Bで開催される薬物動態談話会9月例会において、弊社研究員・冨原が口頭発表を行います。是非、本談話会へご参加ください。
【学会概要】
薬物動態談話会9月例会 (2023年9月22日 日本薬学会長井記念館 長井記念ホール A-B)
【口頭発表】
「核酸創薬における薬物動態解析 ~Axcelead DDP における細胞・組織レベルのアプローチ~」
日時:2023年9月22日 (金) 13:30~14:15
演者:冨原 裕美(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)
【発表概要】
本発表では、まず、Antisense oligonucleotides (ASO)の組織濃度の測定に用いられるLC-MS/MSやHybridization ELISAについて、それぞれの特徴や使い分けの事例を紹介いたします。ただし、核酸の分布は組織および細胞内において均一ではないため、LC-MS/MSやHybridization ELISAを用いて組織全体の濃度測定するだけでは、薬効や毒性との関係を考察するのに十分とはいえません。
そこで、組織内のASOの局在/分布やmRNA knockdown活性を評価するため、投与したASO (IHC)とtarget mRNAのin-situ hybridization (ISH)の二重染色法を構築しました。ASOの集積が認められる腎臓における実例から、LC-MS/MSやqPCRだけでなく、IHCやISHによる評価の重要性を紹介いたします。
冨原 裕美 統合トランスレーショナル研究
名古屋大学大学院生命農学研究科博士課程前期修了後、協和キリン株式会社を経て、2019年、Axcelead Drug Discovery Partners株式会社に入社。核酸やLNPの動態評価に従事。
関連ソリューション:核酸創薬に対するソリューション、核酸の組織内分布を見る技術