2021年6月21日

統合トランスレーショナル研究部門 浅野研究員が日本核酸医薬学会第6回年会にてポスター発表をします

日本核酸医薬学会第6回年会にて、弊社研究員・浅野がオフターゲット毒性評価に関するポスター発表を行います。ぜひご視聴ください。

【学会概要】

日本核酸医薬学会第6回年会 (2021年6月27日~29日 オンライン開催)

【ポスター発表】

ポスターセッション1 1P-25
「In vitroにおける核酸医薬品のオフターゲット毒性評価のヒト外挿性の基礎的検証」

日時:2021年6月27日(日)14:05 ~ 15:15
演者:浅野 真也(Axcelead Drug Discovery Partners 株式会社 統合トランスレーショナル研究 研究員)

【発表概要】

 核酸医薬品の開発成功確率を向上させるには、創薬初期からオフターゲット毒性について考慮しながら進めていくことが必要です。そのためにはスループット性に優れたin vitro試験においてヒト生体内でのオフターゲット毒性を予測する評価方法を樹立し、核酸医薬品におけるヒト外挿性について検証する必要があります。
 今回我々はヒトでの毒性情報が知られているアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)について、HepaRG細胞における細胞傷害性や網羅的遺伝子発現解析結果と、臨床での安全性情報との関連を検証しました。当日の発表ではHepaRGを用いた本系のヒト外挿性についての検証結果と、オフターゲット作用についての検証結果を紹介します。

浅野 真也
修士(農学)。東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程卒業後、ベンチャー企業を経て、2017年にAxcelead Drug Discovery Partners 株式会社に入社。RNA-seqを中心にオミクスデータ解析を担当している。ウェットの経験もあり、ウェットの視点も含めたバイオインフォマティクス解析のアウトプットや議論を心掛けている。