【開催概要】
会期:2021年7月7日(水)~9日(金)
会場:神戸国際会議場 ※Web会議システムを用いたハイブリッド開催となります
会長:Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 コンサルティング シニアコンサルタント 福井英夫
【年会長 福井のメッセージ】
今回の年会のトピックスとして、以下を採り上げました。
1.ヒト以外に由来するmRNAあるいはDNAワクチンが、今回初めてヒトに投与されました。しかも、これらのワクチンは現在臨床試験期間中です。しかし、日本をはじめ全世界で医療従事者、高齢者などの一般健常人への投与が始まっています。12歳以上の子供にも投与が認められました。毒性学会会員のみなさまはワクチンの安全性及び有効性のデータを確認されましたでしょうか。なぜ日本ではワクチンの開発が遅れたのでしょうか。日本でのCOVID-19治療薬の開発はどうなっているのでしょうか。学術年会では国内外のワクチン及び治療薬の毒性担当責任者及び規制当局の審査官(PMDA、FDA)が最新情報を紹介される予定です。ぜひ、ご自身の目で各国の戦略やデータをご確認いただきたいと思います。
2. ガンに罹患され、長期間の抗がん剤治療を受けられた結果、現在職場の第一線で活躍されている毒性学会会員に登壇していただきます。抗がん剤の副作用を良く知る製薬会社研究員ががん治療を経験した貴重なメッセージをお聴きください。
3. 日本毒性学会はグローバル化を推進しております。本年会では学会方針に従って、学術年会開催中3日間とも半日は英語のセッションを設けてあります。最新の海外情報収集にご活用ください。
4. 従来から評判の良かった、SOT、日本毒性病理学会、あるいは日本免疫毒性学会とのジョイントセッションに加えて、本年会では新たにACT(American College of Toxicology)及び日本実験動物学会とのジョイントセッションを開催いたします。ぜひ、内容をご確認ください。
その他、興味深い話題をたくさん採り上げました。トキシコロジストだけではなく、他分野の専門家にも興味を持っていただけると思います。
発表者、座長、毒性学会理事、年会企画委員の方は基本的に神戸国際会議場に来ていただく予定です。ぜひ、発表者と直接議論していただくことをお薦めします。
日程表、プログラムは以下をご参照ください。
〈日程表〉http://www.jsot2021.jp/contents/schedule.html
〈プログラム〉http://www.jsot2021.jp/contents/program.html
参加登録方法等、詳細につきましては、下記参加登録ページをご確認ください。
http://jsot2021.jp/contents/registration.html
無料の市民公開講座も開催いたします。
http://www.jsot2021.jp/contents/seminar.html
神戸でお目にかかれることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
福井 英夫 シニアコンサルタント
1989年 名古屋大学大学院生命農学研究科栄養生化学専攻修了後、武田薬品工業株式会社入社。京都大学薬学博士。米国(ABT)及び日本(JSOT)毒性学会認定トキシコロジスト。グローバル武田における消化器病領域治療薬等の非臨床安全性評価リードとして、様々な毒性課題の解決や当局対応、導入候補化合物のデューデリジェンスなどを経験。