miRNAでバイオマーカー探索しませんか
miRNAとは?
21~23塩基程度の短いノンコーディングRNA(non-coding RNA)で、標的となるメッセンジャーRNA(mRNA)に結合して翻訳抑制を行い、遺伝子を抑制的に制御します。
細胞の分化や個体発生など様々な生命現象に関与し、その発現異常はがんをはじめとする多くの疾患と関係することがわかってきています。
miRNAの特徴は?
- 塩基配列は種を超えて保存されているため、種差の影響を受けにくい
- 臓器特異的なmiRNAが存在する
- 疾患組織と正常組織とでmiRNAプロファイルが異なる
- 血液(血漿・血清)や尿、唾液、脳脊髄液といった様々な体液中にも存在
- 体液中のmiRNAはRNaseの影響を受けにくいため、安定性が高い
miRNA解析
組織採取より低侵襲的で簡便に得られる利点があることから、血液や尿、唾液などの体液中miRNAを用いた疾患マーカーや臓器障害マーカーの探索は加速していくと思われます。Axceleadでは、ヒトで約2,000種類あるといわれているmiRNAのうち、疾患に関連するmiRNAを解析いたします。
miRNA解析から、課題解決に適したバイオマーカーを見つけてみませんか。
少量の検体から網羅的解析が可能です!
200uLの検体からmiRNAを網羅的に解析し、評価します。 たとえ、RNA収量が少なくても、miRNA解析が可能です。
例)健常人由来唾液200 uLからtotal RNAを抽出し、qPCR解析
Sample 2の様に微量なRNA収量であっても解析可能なCt値が得られます 。
唾液中のmiRNAも解析できます!
miRNA解析を実施する多くの研究機関では大部分が血漿や尿を用いており、唾液が扱われることは少ないです。Axceleadには血漿はもちろんのこと、唾液についても有用なデータ実績があります。
唾液は、原唾液が血液から間質液として唾液腺細胞に取り込まれ、導管を通る過程で成分調整されて分泌されます。つまり、唾液は血液成分を反映することから、血液や尿に劣らず生体情報を反映する体液の一つと言えます。
miRNA評価をトータルでサポート!
Axceleadでは、得られた多数のmiRNA測定結果に対し詳細なバイオインフォマティクス解析を実施することで、変動したmiRNAがターゲットとする候補遺伝子を特定することが可能です。また、in situ hybridizationを用い変動したmiRNAを組織切片上で可視化することも可能です。このようにmiRNA変動の解釈も含む総合的評価をご提供できますので、以下のような目的でご活用いただけます。
- プロジェクト開始時の薬力学(PD)マーカー探索・設定のための情報収集に。
- 病態理解のためのmiRNA発現プロファイリングに。
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